やっぱり英語、喋れるようになりたいですよね?
でも、机でガリガリやり続けるの、つらいですよね?
まず最初に、このやり方は「書かない」勉強法です。
そして、これは
スピーキングとボキャブラリー
に特化した勉強法です。
この勉強法で、
3ヶ月後には現地法人の英語面接を合格し、内定
をもらいました。
これはセブ留学で実践したものですが、
単語とか文章とか、ノートに書いて勉強することは
一切しませんでした。
では何をやっていたか。
「パソコンいじってました」
「ブログ書いてるのかと思ってました」
なんて言われました。
留学でどう勉強すればいいのか、誰しも悩みます。
私も探り探りで始め、やり方にたどり着くまでに
留学してから2〜3週間かかりましたが、
そこから一気に伸びました。
「学校で勉強してきたけどスピーキングは慣れてない」
という方に特におすすめします。
①この勉強法で習得するもの
ボキャブラリー
とにかくボキャブラリーです。
話す全ての源になります。
木材がなければ家は建たないのと一緒で、
単語がないと組み立てられないし、
何言ってるかさっぱりわかりません。
逆に鉄やガラス、タイル等、いろんな素材から
選べると素敵な家が出来上がります。
思っていることを伝える道具がボキャブラリーです。
英語を感覚的に掴む
ひとつは、言葉を聞く時。
言い古されたことですが
「聞いた英語を、頭の中で日本語にするのではなく、英語で考えて返す」
というやつですね。
もうひとつは、言葉を発する時。
私たちも日本語を話す時は、
文法上どう組み立てるのかなんて考えていません。
この流れだと「私はこの本を読みました」だな
この流れだと「私がこの本を読みました」だな
というのを、どっちが適切か
「しっくりくる方」を、考える間も無く
勝手に選んでいるはずです。
聞いた言葉を反射的に頭が理解できるようにし、
言いたいことを基に、
ボキャブラリーから反射的に選び取れるようにする。
英語を「感覚的に掴む」ことが
スピーキングでは必要になります。
②準備
カリキュラム
可能な限りマンツーマン、
できればスピーキングを選びましょう。
当たり前ですが、
とにかく「1対1で会話する機会を増やす」。
これに尽きます。
ちなみに私は、
朝から夕方まで、
全ての授業をマンツーマン、
7割程度をスピーキング
に充てました。
そこそこの英文法
できれば授業が本格スタートするまでに、
文法を中学レベルくらいまでにはしておきましょう。
完璧でなくて良いです。
全体像がないままさまように勉強していると、
なかなかしっくりこないし、苦しいものです。
全ての勉強に共通することで、
全体像が見えてきた途端に
成長がカーブを描いて上がっていきます。
英語の場合、それが文法です。
私が文法を復習した時にはこれを使いました。
英文法をまさに「感覚的に捉えられる」
人気の文法書です。
③毎日の勉強法
用意するものは、エクセル。
内容は至ってシンプル。
- オリジナルの単語帳、フレーズリストを作る
- 毎日眺める
これだけです。これをひたすら繰り返します。
私が作成したオリジナルの単語帳はこんな感じです。
意味に加えて品詞も入れておくと良いです。
1.【予習】毎朝、リストを「ざっと見」
朝、授業の始まる前に、
オリジナルの単語帳に「ざっと」目を通します。
一つ一つ全部読むのではなく、「ざっと」見る。
ただし、その時間は集中して。
感覚的には「30分で1000単語」くらいのペース。
大事なのはじっくり見るより、
全部を毎日眺めることです。
2.【予習】今日使うフレーズを決める
「ざっと見」が終わったら、
フレーズリストの中から
「今日使うもの」を決める。
ポイントは
「欲張らず、1〜3フレーズに留める」。
あまりピックアップしすぎると結局忘れちゃうので。
なるべく定着するまでは
同じフレーズを使い続けましょう。
ちなみに、この勉強法を教えた友人うちの一人は、
スマホの待ち受けに
「今日使うフレーズ3つ」を保存していました。
3.【授業】決めたやつを「ここぞ」とばかりに使う
授業中は、朝選んだフレーズを意識しつつ、
場面がきたら「ここぞ」とばかりに使います。
そして、フィードバックをもらいます。
すんなり意味が通じていれば良し、
ちょっと変なら正しい使い方を教えてもらう。
私の場合、リアクションをもらうために
「今日は新しいフレーズを覚えてきたんだ」
と前置きをして言ったり、
わざとらしく強調していました。
4.【授業】わからない単語やフレーズは、とにかく聞く!
授業中にわからないのがあったら
「話を止めて意味を聞く!」
そしてメモする!
これが結構大変です。でも頑張る。
とにかくためらわない。
5.【復習】メモした単語、フレーズをエクセルに入力
1日でメモした単語、フレーズを
全てエクセルに入力します。
もしすでに以前入力していたものがあったら、
赤字にしたり、色つけします。
単語帳にマーカーをどんどん重ねていく要領です。
そして、意識せずとも使えるようになった単語、
フレーズはグレーに塗りつぶします。
並び順は時系列にそのままがおすすめです。
そうすると位置関係が記憶を助けてくれます。
「たしかappearanceの下にcleverが書いてあったな、
同じ日にエクセルに足したな」
といった具合に。
ただ、関連単語は並び替えOK。
(例えば、pleasant, unpleasant)
フレーズに関しては、
使いそうな文章にして、まるごと入力します。
×in the mood to〜
する気になって、
○I was in the mood to drink coffee in this morning.
今朝はコーヒーを飲む気分だったんだよね。
④この勉強法のコツ
「何回もなぞって、感覚を重ねていく」
これが、この勉強法の全てです。
基本、人間は一回では覚えられません。
特に感覚的なものは。
さらっと毎日触れ続けることで、
少しずつ感覚を薄く積み重ねていくイメージです。
そして、それを実際に使い続けていくと、
頭だけでなく身体に染み込んでいきます。
エクセルがおすすめの理由
手書きで単語帳をつけたり、
アプリを使う人もいると思いますが、
私はエクセルをおすすめします。
その理由は以下の通りです。
- 記入が早い
- 辞書で調べたものをそのままコピペできる
- あとから編集可能
- 並び替え、検索ができる
- 同期すればiphoneやipadでも見れる
⑤結果
この勉強法をし始めてから、
3週間くらいで単語の定着を実感し始め、
3ヶ月でだいたい話せるようになりました。
ちょうど3ヶ月程度経った時に、
現地の会社の面接を英語で受け、
無事に内定しました。
最初は、TOEICでいう400点、
いわゆるビギナーでしたが、
帰国後受けた「TOEIC公式みんなで模擬受験」
でだいたい700点でした。(300点アップ!)
※コロナの影響でTOEICが中止になってしまった為
その会社では日常業務で650点程度は必要
ということを言われておりましたので、
公式スコアではありませんが、
模擬受験の点数くらいにはなれたのかなと思います。
その面接時、日本人の面接官もいましたが、
「3ヶ月でよくここまで伸びましたね」
と言われ、英語の伸びを実感しました。
⑥まとめ
スピーキングに関しては、
何より量をこなすことにあります。
ただ、やみくもにやっていても効率が悪いので、
ボキャブラリーと、英語を感覚的に掴む力
を意識しながらやりましょう。
また、英語の力が伸びないと途中で苦しくなります。
毎日ひとつでも「あ、これ使えた!」を
実感することで、勉強が楽しくなります。
当時は授業の時間も含め
1日9時間くらいは勉強していましたが、
全く苦ではありませんでした。
せっかくの貴重な留学の時間を
有意義に過ごせるように取り組んでみてください。
やっぱり英語、喋れるようになりたいですよね?
追伸
この勉強法は、留学中に知り合った、
中学の英語の先生をしている友人からもらった
アドバイスをヒントに作り上げました。
今でも感謝しています。