私は大学4年の夏に1ヶ月、29歳の夏に6ヶ月語学留学に行った。
実は私は2回行くこと自体は強くおすすめしてる。
ただ、この留学の中には後悔もある。
「同じ轍を踏まないでもらいたい」という思いから、
留学はいつ行けば良いのか
を、おすすめする理由と合わせてここに記したい。
おすすめ時期①:大学生就活前
時期の理由
- 視野、価値観を広げる絶好のタイミング
- 就活にも役立つ
私はこの時期に行ったおかげで価値観が広がり、就職の方向性も、人生設計も大きく変わった。
知り合いでも、同じ時期に行ったことで就職先の方針が固まった人もいる。
「就職」という人生の岐路に立っている学生にとって、大きな経験となるはずだ。
(もちろんそれは就職先を旅行、留学関係にするためではない。現に私はリフォーム会社に就職した。)
また、最近は留学に行っている人は多くなっているが、それでもまだまだ就活で話すネタになるだろう。
あまり期間が取れないなら、英語が完全に身につかなくても良い。
全く異なる文化に触れるためにも「まずはお試し」といった感覚でも良いのでチャレンジしてほしい。
おすすめの期間
- 1ヶ月程度
夏休み等を考えると、これくらいが現実的だろう。
可能なら休学して長期的に行ったり、留学と合わせてワーホリを活用するのも良いだろう。
筆者のケース
私の場合、大学4年の夏、就活真っ只中だったが、
就活をほったらかして行ってきた。
(今考えたらよく行ったなと思うが、結果行って本当に良かった)
- ずっと行きたかったものの踏ん切りがつかなかった
- 就活の説明会に行くたびに「今しか時間はないよ」と言われた
というのが理由である。
当時実際に内定は出ていたが、それらを白紙にして行ってきた。
行った後にもう一度ちゃんと人生を考えて再開したかったからだ。
ちなみに、私はその経験が人生のターニングポイントとなり、
一年就活浪人をし(大学は卒業)、自分のやりたいことに1年期間を与えた。
さらに言えば2回目の留学を決心したのもこの経験があったからである。
おすすめ時期②:社会人「3年」終わり
時期の理由
- 学生時代より得るものが大きい
- 本気で勉強できる
- その後の再就職も比較的有利に進められる
- 人間関係が広がる
社会人になると、学生時代と比べ視野、価値観が広がるため、おのずと吸収する質が変わってくる。
また、自分でお金を稼いで行く分、本気度が違う。
転職の合間の場合は比較的時間が取りやすいため、長期的に行きたい場合でも調整しやすい。
もちろん学生時代に休学して1年単位で留学できるならそれに越したことはないが、それには費用もかかる。
ちゃんと英語を身につけようと思ったら、自分で裁量を決められる分、
意外と社会人の方が良い場合もある。
さらに、その後の再就職についても、社会人3年程度であれば20代後半で行うことができるため、比較的有利に進められる。
これらのちょうど良いバランスが
社会人「3年」終わってからなのだ。
社会人になると、学生時代と比べて人間関係が著しく縮んでしまう。
そんな時にもこの留学は良いきっかけとなる。
日本各地や海外の個性的な人たちと関わりが持てるこの場は魅力となるだろう。
おすすめの期間
- 3ヶ月程度
英語をちゃんと身につけることを考えたら、これ位はあった方が良いだろう。
会社を辞めて or 休職して行く以上、結果を求められる。
そしてそれはほぼ「語学」だろう。
私は3ヶ月でスピーキングに関してはそれなりにできるようになり、現地法人の英語面接に合格した。
勉強法だけでなく時期の参考としても読んでみて欲しい。
留学中「一切書かず」に3ヶ月で英語面接合格までスピーキングを鍛えた勉強法
もちろん、もし可能なら、半年〜1年、またワーホリにチャレンジしても良いと思う。
留学時の知り合いのうち、
会社を辞めて「2〜3ヶ月語学留学+ワーホリ」という人も多かった。
注意
ただし、期間が長くなればなるほど、それに見合った結果を示せるようになる必要がある。
日本ではワーホリにネガティブな会社が多い。
(遊んでたと思われることが多い)
そもそもそんなことがナンセンスなんだが、そこを嘆いても仕方がないので、しっかりと胸を張って帰れるような目標を設定しよう。
(TOEIC〇〇点など)
確かに、胸を張って語れないような留学は、時間もお金もムダになってしまう。
筆者のケース
私は2回目の留学が29歳の時だった。
本当はもっと早く行くつもりだったが、踏ん切りがつかず結局だらだらと延びてしまった。
「何歳でもできる!」ということは強く伝えたい。
ただ、もしそれより前から行きたいと思っている人がいるなら、もちろん早いに越したことはない。
参考:他の留学生はどうだったか
- 大学生で、2週間〜1ヶ月留学
- 社会人2〜3年で辞めた人で、2〜3ヶ月留学
2回の留学を経て、接した日本人はだいたいがこんな感じだった。
社会人は特に勉強熱心な人、個性的な人が多かった。
まとめ
でも若すぎてもよくわからないこともある
だから、2回行くと良い
それには就活前と、社会人3年終わりがちょうど良い
これが私が出した結論だ。
私は「もっと早く行けばよかった」と思っているが、
2回行ったことは本当に良かったとも思っている。
私は学生と社会人、2回とも全く異なる経験を得ることができた。
学生時代に経験しておいて良かったこと
社会人でないと経験できなかったこと
この2つをぜひとも一人でも多くの人に経験してもらいたい。
もちろん、どちらか1回だけでも構わない。
また、仮にこれよりも歳が上だったとしても全く恐れる必要はない。
私だって29歳で留学に行ったし、そんな人にもたくさん出会った。
私は後ろ向きになった時は、知人に教えてもらった有名な言葉をいつも思い出した。
今日が残りの人生で、一番若い日
留学に踏み切るひとつのきっかけになれたのなら、これ以上の幸せはない。